牧谷窯 杉本義訓展といくつかの回答【展覧会】

鳥取は松崎の「たみ」で開催される展示【牧谷窯 杉本義訓展といくつかの回答】に出展します。
私は牧谷窯の割れた器をパッチワークのように漆で継いだ呼び継ぎの作品を準備中です。
他の出展者の方の作品も楽しみな限り。たみだからこそできるこの展覧会メンバー。
素敵な空間が待っていると思います。ぜひ、ご高覧ください!

 


【牧谷窯 杉本義訓展といくつかの回答】

牧谷窯は、鳥取県岩美町を拠点に作陶し、全国各地で発表をしてきました。
今回は食器や花瓶などの陶器約100点を展示販売いたします。

牧谷窯の特徴でもある「練り込み」という技法によって出てしまう、割れてしまった陶器。
「この陶器をあなたならどうしますか?」という問いに対する、クリエイターたちのそれぞれの作品を「回答」として展示いたします。再び価値を与えられたモノを通して、わたしたちはどんな風景を見ることができるのでしょうか。

時代に沿わず、ストイックに作陶する牧谷窯だからこそ出来た、広がりのある世界をぜひご高覧ください。

会場:たみ|リビングギャラリー(鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1)
http://www.tamitottori.com/
会期:2017年11月11日(土)〜19日(日)
時間:10時〜22時 ※会期中無休

牧谷窯 杉本義訓プロフィール
1971年 岩美町に生まれる
1998年 岩井窯・山本教行氏に師事
2001年 独立 牧谷窯を築窯
以降 各地で個展多数


参加作家:
青田真也(美術家)
アーティスト。身近な既製品や大量生産品、空間の表面やカタチをヤスリで削り落とし、見慣れた表層や情報を奪い去ることで、それらの本質や価値を問い直す作品を制作している。 主な展示に、「あいちトリエンナーレ2010」、「個展」(青山|目黒)、 2014年「日常/オフレコ」(神奈川芸術劇場)、「MOTアニュアル2014」(東京都現代美術館) などがある。
http://www.shinyaaota.com/

大原大次郎(デザイナー)
デザイナー。1978年神奈川県生まれ。
2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。
タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、
展覧会、ワークショップ、出版、パフォーマンスなどを通して、
言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。
2014年JAGDA新人賞、東京TDC賞受賞。
http://omomma.in/

河井菜摘(漆作家)
鳥取、京都、東京の3拠点で生活をし漆、金継ぎ、共直しを主軸とした修復専門家として活動。
陶磁器、漆器、竹製品、木製品など日常使いのうつわから古美術品まで800点以上の修復を行う。
修理の仕事の他に各拠点では漆と金継ぎの教室を開講し、漆作家としても活動している。
https://kawainatsumi.com/

川崎富美(プロダクトデザイナー)
鳥取市出身 プロダクトデザイナー (株)良品計画にて、無印良品の生活雑貨の企画・デザイン、世界中のよいモノを探す企画 「Found MUJI」 を担当。2018年1月より拠点を鳥取市に移し活動予定。

本間公(木工職人)
1975年 鳥取県鳥取市生まれ。飛騨高山で家具作りを学んだ後、アジア周辺を放浪。
1997年 工作社設立、家具製作・店舗内装を始める。
2003年 兄とcafé dropを出店。
2006年 鳥取市下段に工場を移転。
2015年 まちなかの古いビルを取得。トウフビルとして運営を始める。
現在、家具・看板製作・店舗内装・物件探しと出店相談・グラフィックデザインを中心に活動。10年前よりトットリノススメの企画や運営を行い、鳥取のまちの魅力を発信しつづけている。
http://www.kousaku-sha.com/

山城大督(映像作家)
美術家・映像ディレクター・ドキュメント・コーディネーター。1983年生まれ。映像の時間概念を空間やプロジェクトへ応用し、その場でしか 体験できない《時間》を作品として展開する。2006年よりアーティスト・コレクティブ「Nadegata Instant Party」を結成し、「MOTアニュアル2012:風が吹けば桶屋が儲かる』(東京都現代美術館、2012)、「あいちトリエンナーレ2013」など全国各地で作品を発表。タイムベースド・メディアインスタレーション作品『VIDERE DECK』が第18回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品に選出。主な展覧会に森美術館「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」。
http://the.yamashirostudio.jp/

やぶくみこ(音楽家)
音楽家/作曲家。1982年岸和田生まれ。京都在住。2010年英国ヨーク大学大学院修了(コミュニティミュージック)。ジャワガムランや様々な楽器を用いて、楽器の本来持つ響きや音色と生活の中から立ち上がる音楽を作曲したり、その場や空間のための音楽を作ったりしている。2016年に美術家 かなもりゆうことの共作「浮音模様」を発表。また近作にエンリコ・ベルテッリとのパーカッション作品「静物の音楽」を米子にて初演。兵庫県内ではイタリア人美術作家ダリオ・モレッティ、音楽家 野村 誠との共作「うつくしいまち」を城崎にて新作初演し、淡路島にて『瓦の音楽』を2014年より監修。京都にて即興から音楽を作るガムラングループ “スカルグンディス”主宰。「待つ、ひらく、尊重する」をヒントに即興音楽を立ち上げ、新たなガムラン音楽と共同作曲の可能性を模索している。
https://mukubaynooto.jimdo.com/

食堂カルン(料理家)
2010年から2015年まで鳥取市にて営業していた「食堂カルン」店主。現在は移転計画をしながら、「食堂カルン」としてあちこちで出店し、一児の母も務める。


関連イベント:
「オープニングパーティー」
2017年11月11日(土)17時〜 会場:たみ
牧谷窯の器で、「食堂カルン」の料理をみんなで味わいましょう。(数量限定:参加費有料)

 

2017.10/26



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