風穴
予定のない日はだいたい10時頃から仕事を始めて22時くらいまで作業している。
そんなに仕事はしてない気もするのにいつもあっという間に夜になる。
家で仕事してるときはそんな感じで、教室がある日はその途中に生徒さんがやってくる。
こんな山の中の家に車が10台とまっているのを見たときはおかしくって笑ってしまった。
先週東京からうちに来てくれた大島さんには、「本当にここに一人で住んでるの??」って
何度も何度も聞かれた。私がここで一人で暮らしているのが心底不思議なようだった。
京都に戻るのはだいたい2週間ごとの金土で、2日間で自分の教室が3クラス、カルチャースクールが2クラス、
納品や打ち合わせ、ワークショップなんかの予定があればその前後に入れてる。
忙しくしたいのか、よくわからない。
でも動いている状態というのが大事な気がしてそうしている。
家の中で仕事をしてるのは好きだけど、活動してるのとはちょっと違う。
ワークショップや京都に行くことは動くきっかけになるのがすごくいい。
動いていると、また新しく話をもらうことも多い。
こうやってホームページができたこともひとつの動いている状態だなって思う。
何年前だったかな、国立国際でやってた展覧会のタイトル「風穴」。
立花文穂のチラシもカタログもとても好きだった。
“「風穴」とは、風の抜け道です。無理やりこじあけるのではなく、すでに開いている穴をもう一度通ってみること、
そこから吹き込んでくる風を感じてみること。足場をしっかり固めて遠くを目指す。”
今年のお正月には両親と初詣に行った。
毎年実家ではお正月に破魔矢を新しくしていて、何で毎年破魔矢なのって聞いたら
「いつも同じことをするのが大事」とお母さんは言っていた。
縁起物だからとか、神様がどうって聞くよりすごくしっくりくる答えだった。
風穴 と、同じことをするのが大事 、最近この2つのフレーズを思うことが多い。
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