情報の質感
漆、古材
漆は何度も工程を重ねて行く作業で、最後の一層にはそれまでの作業の過程がうつしだされているように感じる。 研いで磨き上げるという長い工程の情報が質感をつくりあげていく。
修理の仕事をしていると、物を見て大体何年頃のものか不思議と見当がついたりする。 古物の表面にも数百年もの情報が蓄積されているようだ。 情報の中に質感が存在する。
「京都美術工芸新鋭展」朝日新聞社賞 受賞
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