銀継ぎギャラリー 2017 #1
欠けてしまったものは欠けた時の衝撃で下にヒビが走ることが多いです。
傷口を銀や金であしらうと意図的でないその傷口の形に惚れ惚れします。
こちらはお世話になったお茶の先生が生前持たれていたものを譲り受けたそう。
仕上がりを相談して、外側は銀、内側は桃色とベージュの漆でグラデーションにして仕上げました。
おちょこの小さなチップのような欠けも口元に当てるものだから気になってしまうもの。
控えめだけどポイントになる仕上がりになりました。
ご依頼者様と仕上がりを相談してこちらも銀継ぎに。
こちらの抹茶茶わんは内側に凹みがたくさんあってお茶を点てる時に気になる、ということで窯傷のところを埋めました。いぶし銀が合いそうだったのでいぶし銀仕上げを提案。
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2017.9/7