漆継ぎギャラリー2018#3

バラバラに割れてしまってたうつわを飴色の漆で継ぎました。熊本の井上尚之さん作のうつわです。 

こちらも井上直之さんの五寸皿。バラバラに割れて大きく欠けていた箇所は他のうつわのピースを合わせて「呼び継ぎ」しています。こちらも飴色の透け漆で漆継ぎしています。

大きなピースが欠損しているところに、

違ううつわのピースをあてがって、

段差など、違和感を感じないようなだらかに仕上げました。「呼び継ぎ」です。

いつもお世話になっている鞍田崇さんからのご依頼品でした。3点とも深い飴色の漆で仕上げました。

赤楽茶碗の割れを赤い漆で仕上げました。
味わい深い唯一無二のものになったと仕上がり喜んでいただけました。

お母様に贈ったという萩焼の湯呑み、割れてしまったものをベージュの白漆で仕上げました。割れてしまった時はショックだったそうですが、シックな色と柄のような継ぎ目にとても喜んでいただけたようです。

飴色の古いオーバル皿、割れを継いで錆仕上げで仕上げています。

マグカップの絵柄の色味に合わせて取手の割れをオレンジベージュの漆で仕上げました。

茶器のヒビを透け感のあるワインレッドの漆で継ぎました。何も傷のない茶器より,却って趣があるように感じると言っていただけました。お客様にも、そういえば継いであるのですねと言われたりするそうです。
お茶碗に馴染む趣になっていれば嬉しく思います。

土鍋の割れをグレーの漆で継ぎました。
直火に耐えうるよう修繕しています。

普段使いされているといううつわ、欠けてしまったものを茶色の飴色の漆で修繕しました。

修理のご依頼方法はこちら、修理代金の目安はこちらをご参照ください。

2024.10/6記



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