金継ぎギャラリー2017 #4

こちらのやちむんのマグカップ、購入してすぐに割れてしまったものだそう。
買った時のことに思い入れがあるので直したい、というご依頼でした。

ぽってりした形にポイントになるよう細い金線で仕上げています。

こちらのお猪口はとっくりと揃いで購入したもの。
割れてしまった時のショックは大きいですが、金継ぎで蘇ってより愛着が湧いたそうです。

お茶道具の建水、お茶会の時に割れてしまったものを金継ぎ修理しました。
松江神社昇殿でのお茶会の時の出来事だそうで、神様の前で割ってしまったと落胆されたそうです。
修理してお渡しすると、こうやってなおしてまた使うことで、そのたびにこのエピソードを思い起こすお茶の原点を感じる建水になったと喜んでいただけました

外側は金継ぎ、内側は漆継ぎです。
内側の金彩が繊細そうだったので、磨く工程が必要な金継ぎではなく同系色の黄色の漆継ぎをご提案しました。

江戸時代の陶工である青木木米の根付。割れてしまったところが化学接着剤で継いであったものを除去して、漆で金継ぎし直しました。

こちらのマグカップは旦那様のお気に入りのものを割ってしまったそう。
雀のつがいの絵付けが可愛らしくて、なおった後は喜んでいる夫婦のようにも見えました。

こちらは白薩摩の水差しの蓋を金継ぎしました。取っ手のところは和紙で補強してから金で仕上げています。

修理のご依頼方法はこちら、修理代金の目安はこちらをご参照ください。

 

2018.1/22



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