漆継ぎギャラリー2018 #2

濱田庄司が親戚にあたるという方からのご依頼で、濱田庄司の大皿の欠けを修繕しました。

ずっとお父様が修理したいと思われていたようで、無事になおって安心していただけたようです。釉薬の雰囲気に合わせて茶色の透け漆で仕上げました。

バラバラに割れてしまった吉田次朗さんの土壼、漆で継いで壺と同じ土のような質感で仕上げました。
岡山のMUTTEさんに飾っていただいておりました。

アスティエのコンポート皿、割れてしまったものを黒い漆で仕上げました。
ご両親の思い出の品というお湯呑み、割れてしまったものを漆継ぎしました。

できるだけ目立たないように、というご依頼だったので中は薄いグレーの漆、

外側は深茶色の漆をお湯呑みに合わせてグラデーションで仕上げました。

取手の割れを和紙で補強して飴色の漆で仕上げました。

パカっと割れてしまった大皿、グレーの漆で継いでいます。
お色はお任せだったので、うつわに馴染む色を何色か試してみてこの色に落ち着きました。

何度かご依頼いただいている方からのご依頼品。高台の底がザラザラして安定感が不安だったのを漆でぐるりと修繕しました。うるみ色の漆で仕上げています。

備前焼の湯呑をベージュの漆で馴染ませました。備前焼をたくさん集められている方で、お預かりした時に備前焼のお話を色々聞かせていただいたのが懐かしく思い出されます。

大切にされていたマグカップの口縁の欠け、オレンジががった赤い漆で仕上げました。
器の命を継いでいくお仕事ですね、と言って喜んでいただいたことが嬉しく印象に残っています。

急須の蓋の取っ手の割れ、接着をしたところを和紙で補強して赤い漆で仕上げました。

修理のご依頼方法はこちら、修理代金の目安はこちらをご参照ください。
2024.9/25記



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